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あだ村むだらの苗床29

 「木」曜日はアダムが菌糸を伸ばして育つ日です。


 日本に台風直撃したみたいですが、栃木はわりと穏やかな一日でした。まぁどっちにしろ家から出てないから関係な(ry

 『ゴほうし!』のお話も存外長くなってきたので巻いていきたいと思います。
 そもそもこの『ゴほうし!』のネタっていうのは、結構綱渡り(?)な感じでできていきました。たとえばきの子十二本に増えるのも、プロトタイプの第二話の冒頭の”掴み”に過ぎなかったのです。
 アダムは小説を冒頭から作る人なので、結構最初のシーンに気を使います。
 第一話の時点でわりとやらかしていたので、第二話もそれなりの物を……そう思って出たアイディアが十二本に増えるでした。
 最初は十二本に増やしたあとすぐに一本に戻す予定だったのですが、これを代アニのクラスメートに話したら、

「そのネタで十分一本書けるじゃねぇか!」

 と、お叱りを受けたので十二本のまま続行と相成りました(笑)。
 しかし、かの有名な十二人の妹がいるシスタープ○ンセスだって、ゲーム画面中に2~3人までしか出てきません。当たり前です。同時に十二人も描写できるか!
 ですが、『ゴほうし!』は何しろ主人公がニートで、しかもきの子はどこかへ出かけたりしません。一画面中に常に十二人います。
 無茶で無謀にもほどがありましたね。
 いや、ホント根本的に無理なんですよ。小説っていうのは基本的に『同時の描写ができない』という弱点がありますし。十二人同時出演なんて無理なんです。しかも一人称ですしね。
 で、試行錯誤した結果。
 きの子は『群れ』になりました。
 まぁ要するに十二人全体を一個の物として描写することで、何とかかんとか動かしたんですね。
 他にも女性の服だけを切り裂く先割れスプーン”斬服刀”とか、きの子の不思議生態なんかも、だいたいそんな友人たちのツッコミと、アダムの脳みその沸騰具合によって『ゴほうし!』に投入されていったわけです。

 でまぁ、何だかんだで短編を四話ほど書いて長編として投稿したんですね(当時も今もラノベには短編賞が少ないので)。
 落ちました。
 ええまぁ見事に落ちましたね。

 そして『ゴほうし!』は一度お蔵入りとなり、アダムは代アニを卒業しました。でめたし。






 な、わけもないんですが。
 ともかく『ゴほうし!(プロトタイプ)』は四話の連作短編として一度完成し、いったんそこで物語は完結したのでした。
 これでプロトタイプのお話は終わりです。
 さて、その後いかにして『ゴほうし!』は試作機から完成機へと変化していったのか――はまた次回ということでw

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テーマ : ライトノベル - ジャンル : 小説・文学

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