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あだ村むだらの苗床30

 「木」曜日はアダムが菌糸を伸ばして育つ日です。


 今日が更新日だって忘れてたのはNA☆I☆SHOなアダムです。ほんの三キロほど走っただけで死にそうになるって・・・年取ったなぁと痛感する今日この頃。

 確か前回は短編四作からなる『ゴほうし!』のプロトタイプのお話が終わった所からでしたね。
 さて、めでたく完成し、そして落選した『ゴほうし!』でしたが、物語はまだ終わりません。そう、それは主人公が核ミサイルで爆撃されても物語は終わらないし、主人公も何でか死んでいない宇宙の真理とも似ています。俺たちの戦いはまだ始まったばっかりだ!
 落選したアダムは考えました。
 どうにか『ゴほうし!』をもう一度芽吹かせる手はないかと。まぁ何だかんだで愛着があったんですね。初めて人から褒めてもらった作品ですし、きの子好きでしたし、愛してましたし、夜な夜な夢想してついにはマジで夢に見てましたし、いや、半分冗談ですが。
 そもそも『ゴほうし!』は短編でした。それでおもしろいと言われたのです。
 じゃぁもう一回短編にすりゃいいじゃん――考えた末の結論がこれでした。
 で、短編にしたんです。
 四本分の短編を一本に圧縮して。
 ページ数に換算すると、280枚規模の話を70枚強にまで圧縮しました。結構アホです。
 おかげで生える所とか、全裸とか、十二本とか、宇宙船とか、そんな要素をまるごと70枚に収めて、それはもうあらすじを書くのに何でこんな苦労しなきゃなんねーんだ!って感じの短編ができあがりました。よしっ、これで出すことができる。短編の賞って少ないけども! 行けるっ行けるぜ! とアダムのテンションはニョキニョキと高まり、
 そして――




 ――出すつもりだった短編の賞がその年になくなりました。




 何のギャグかと思いましたが事実です。
 現在もそうですがライトノベルの賞に短編部門というのは数がありません。ひとつ逃すと、シーズンをふたつまたがないと次の賞がないくらい。
 そんなわけで『ゴほうし!』はまた未知の迷宮へ迷い込むのでした・・・ちゃんちゃん。
 たぶん次で終わりです。
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あだ村むだらの苗床29

 「木」曜日はアダムが菌糸を伸ばして育つ日です。


 日本に台風直撃したみたいですが、栃木はわりと穏やかな一日でした。まぁどっちにしろ家から出てないから関係な(ry

 『ゴほうし!』のお話も存外長くなってきたので巻いていきたいと思います。
 そもそもこの『ゴほうし!』のネタっていうのは、結構綱渡り(?)な感じでできていきました。たとえばきの子十二本に増えるのも、プロトタイプの第二話の冒頭の”掴み”に過ぎなかったのです。
 アダムは小説を冒頭から作る人なので、結構最初のシーンに気を使います。
 第一話の時点でわりとやらかしていたので、第二話もそれなりの物を……そう思って出たアイディアが十二本に増えるでした。
 最初は十二本に増やしたあとすぐに一本に戻す予定だったのですが、これを代アニのクラスメートに話したら、

「そのネタで十分一本書けるじゃねぇか!」

 と、お叱りを受けたので十二本のまま続行と相成りました(笑)。
 しかし、かの有名な十二人の妹がいるシスタープ○ンセスだって、ゲーム画面中に2~3人までしか出てきません。当たり前です。同時に十二人も描写できるか!
 ですが、『ゴほうし!』は何しろ主人公がニートで、しかもきの子はどこかへ出かけたりしません。一画面中に常に十二人います。
 無茶で無謀にもほどがありましたね。
 いや、ホント根本的に無理なんですよ。小説っていうのは基本的に『同時の描写ができない』という弱点がありますし。十二人同時出演なんて無理なんです。しかも一人称ですしね。
 で、試行錯誤した結果。
 きの子は『群れ』になりました。
 まぁ要するに十二人全体を一個の物として描写することで、何とかかんとか動かしたんですね。
 他にも女性の服だけを切り裂く先割れスプーン”斬服刀”とか、きの子の不思議生態なんかも、だいたいそんな友人たちのツッコミと、アダムの脳みその沸騰具合によって『ゴほうし!』に投入されていったわけです。

 でまぁ、何だかんだで短編を四話ほど書いて長編として投稿したんですね(当時も今もラノベには短編賞が少ないので)。
 落ちました。
 ええまぁ見事に落ちましたね。

 そして『ゴほうし!』は一度お蔵入りとなり、アダムは代アニを卒業しました。でめたし。






 な、わけもないんですが。
 ともかく『ゴほうし!(プロトタイプ)』は四話の連作短編として一度完成し、いったんそこで物語は完結したのでした。
 これでプロトタイプのお話は終わりです。
 さて、その後いかにして『ゴほうし!』は試作機から完成機へと変化していったのか――はまた次回ということでw

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あだ村むだらの苗床28

  「木」曜日はアダムが菌糸を伸ばして育つ日です。


 何だか『ゴほうし!』の方が書店に並んでいるようです。アダムはまだ自分の目で確かめに行ってません。なのでもしかしたら全て夢である可能性があります。何と幸せな夢なのでしょう。パパ、ママ、ハッピーバースデイ!

 いや、別に両親の誕生日じゃないんですけどね。

 さて、まぁ、じゃぁ前回からの続きでも。
 『ゴほうし!』にはプロトタイプ――つまり試作があったという話ですが、この試作を作ったのは私が代々木アニメーション学院の二年生、つまり三年前のことです。
 よく考えると三年も前なのか。地味に長ぇ。
 それはともかく。
 ちなみにこの『ゴほうし!(試作)』は短編でした。まぁふとした思い付きを二時間で書いたのですから妥当な長さです。さすがに二時間で二百枚は書けません。あかほり先生じゃあるまいし。
 で、まぁ前回の記事の通りこれがおもしろいと言われたんですね。
 いや、もちろん嬉しかったんですが、一時の気の迷いとも言うべき『ゴほうし!』――何がおもしろいのかとクラスメートに尋ねました。そしたら、

「だってこいつら最初から最後までずーっと全裸じゃねーか!」

 衝撃を受けました。

 なぜなら作者自身も気づいていなかったからです。

 いえ、原因は分かってるんですよ?
 当初の予定では今作のヒロイン(?)きの子はメイド属性だったのです。そう、つまりメイド服を着せるつもりでした。
 しかし、新聞配達から帰った直後の脳みそはこう言ったのです。
「押入れに生えた直後に服着てるのおかしくね?」
 何考えてんでしょうねアダムブレイン?
 かくしてきの子は幼女で全裸という、かなりあるまじき姿でこの世に産声を上げました。
 ・・・・・・いや、みなさんの言いたいことは分かります。
 登場シーンは全裸でも、そのあと服着せればよかったんですよね。クラスメートにも言われました。

 忘れてました。

 ただまぁ全裸が受けたのもまた事実。ならば全裸を貫くしかあるまい。
 というわけでこの後に書いた第二話(プロトタイプ)の敵は「ヌーディストの集団」に決定しました。


 うわっ、気がついたらすでにかなり長い話になってるw
 仕方がないので今回はここまで『ゴほうし試作編まるいち』ということで終わらせてください。何だか想定外に長い話になりそうだ・・・

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